るびの趣味雑記

聖剣伝説3リメイクをきっかけに開始。

聖剣伝説3リメイクTRIALS of MANA体験版感想

   この記事が書きたくてブログを立ち上げました。

 聖剣伝説3TRIALS of MANA体験版、Switchで、全主人公でオープニング終了までプレイし、製品版へ進む3人をケヴィン・シャルロット・リースに決めて、体験版終了まですすめました。

 個人的には良リメイクを世に出していただき感謝しています。もうすぐ製品版が出るので、体験版時点でひとまず感想をまとめました。(あくまで個人の感想です。また、リメイク2は未プレイなので、既に2で実装されているものもあるかもしれません)

 

全体的な感想

 原作の雰囲気を一切損なわないようにという配慮、原作プレイ時に誰もが脳内で空想していたシーンの補完などが見られ、制作側が原作を大切にしながらリメイクしたことがよく伝わってきました。

 

原作との関係から良かった点

メインキャラクターモデリング

 すでに多くの方が述べていますが、メインキャラクターのモデリングがかなり丁寧です。また、しぐさも各キャラクターの性格がしっかり反映されています。

BGMとSE

 SFC時代からBGMはすばらしかったですが、当時のBGMの良いところを丁寧に踏襲しており不満ありません。SEについても聖剣3のゲームイメージをつくる大きな要素だったと思いますが、こちらも同様に不満ありません。ラビの森、良かったです。製品版で黄金街道に行くのが楽しみです。

NPCキャラクター

 個人的に、原作3の19年前という設定で制作されたDSソフト「聖剣伝説HEROES of MANA」の設定が反映されているか気になっていました。
 アルマは原作では口調から初老の女性のイメージだったがHoMでアマゾネスの先鋭だったと判明しており、ロキはHoMではヒゲが生えています。今回のリメイクではスーファミドットとHoM設定のバランスがとられたのではないでしょうか(勘違いだったらすみません)

 

追加要素として良かった点

船出シーンなどの情景補完

 誰もがこの先の冒険に心躍らせた船出のシーン。原作当時は脳内で補完していた船上の各キャラクターたちの行動がリメイクで描写されました。これは嬉しかったです。リースの船上のやりとりに心が痛見ます。ケヴィンは船には乗りませんが、多くのプレイヤーが驚いたあの点を船員たちが演じてくれました。原作プレイヤーの楽しみ方をリメイクで再演出してくださり満足しています。

ボイス

 当初不安に思っていましたが、今のところ不自然な点はありません。それ以上に、今回のリメイクのボイスのいいところは、単にストーリー上の台詞を読むだけでなく、行動時やバトル時にも会話が入っている点です。これにより臨場感が増すように感じます。声優さんも豪華です。自分がもっとも驚いたのは英雄王=大塚明夫さんでした。

戦闘フィールド

 原作の3では平面移動しかありませんが、リメイクではジャンプができます。バトルフィールドが空中・地上の2層となり、よりアクションRPGとしての要素が大きくなりました。回避も実装されています。

経験値ボーナスシステム

 今作ではノーダメージや10秒以内など一定条件下でバトルを終えると経験値ボーナスがつくようになっています。リメイクということもあり、最新鋭のアクションゲームのようなバトルシステムではありませんが、ゲーム性が高まったと感じました。

アクション:ジャンプで段差乗り越え

 ある程度の高さならジャンプで段差を乗り越えられるのが嬉しいです。村で、フィールドで、洞窟で、ショートカットができます。

 

個人的に改善されると嬉しい点

 上記のとおり個人的には本リメイクには満足していますが、以下のような点が改善されると嬉しいです。予算・制作期間の制約や、リメイクならではの配慮があることは想像できるので、あくまで個人の感想や期待です。

オープニングの一部演出

 キャラクターによっては感動の旅立ちまでがあっさり感じました(特にアンジェラ。)今回は探索の目印(ガイド)があり、それを淡々と追うとOPの過ごし方に作業感が出てしまうのかもしれません。これはスムーズな進行とのトレードオフなので、自分は目印を気にしないことにしました。リースのオープニングはあっさりとは感じませんでした。波乱が多いからかもしれません。

 また、どの主人公も初回バトルはチュートリアルとなっていて、これ自体は嬉しいのですが、一部主人公では初戦がストーリー上重要なバトルであるにも関わらず、チュートリアルになってしまいます。原作ストーリーを再現するとこうなるとは理解できますし、逆に忠実に再現されているということでもありますが…。リメイクゆえの悩ましいところかもしれません。

Aボタン問題

 すでに多くのプレイヤーが指摘していますがが、Aボタンが攻撃と会話の両方をかねているため、会話の際に村人たちを襲撃してしまいます。原作同様、バトル時以外には戦闘モードを解除されるよう、アップデートされると嬉しいです。

リングコマンド

 リングコマンドを回すのが思い出のひとつだったので、リングの操作にもっと存在感があると嬉しいです。

精霊のモデリング

 体験版なのでまだウィスプにしか出会っていませんが、ウィスプがゆらゆらしていなかったのが少し残念でした。

ロードが長い

 Switchではロードが長いと思いました。

マルチプレイ

 さすがに高望みとはわかっていますが、オンラインで友人とマルチプレイできると良かったです。


 自分にとっては全体的には満足度が非常に高く、今作に関わってくださったスタッフの皆さまに感謝、敬意と慰労の意を伝えたいと思います。 製品版はあらかじめDLしてあり、今から楽しみにしています。

 

 今回のリメイクを機にはじめて本作に触れるプレイヤーの感想も聞いてみたいです。